公開講演会「大惣本と近世名古屋の読者」を開催(2014/06/24)
2014年6月24日(火)15:00から17:00まで全学教育棟北棟406号室において、文学研究科附属人類文化遺産テクスト学センター主催により、公開講演会を行った。今回は、「大惣本と近世名古屋の読者」と題して、ミギー・ディラン氏(国際言語文化研究科准教授)にご講演をいただき、約30名の参加者があった。大惣は江戸時代に名古屋城下にあった名古屋を代表する貸本・出版業者であり、廃業後にその蔵書は国立国会図書館や京都大学などに分譲されている。ミギー氏はその多くを調査されており、その成果を踏まえて、大惣の成り立ち、業務形態、蔵書の多彩さ、利用者の傾向などについて論じ、最終的に名古屋文化に与えた影響の大きさについて意見を述べられた。その後、1時間ほどディスカッションが交わされ、大惣についての研究および名古屋の書物文化の奥深さが確認された。
・プログラム:
ミギー・ディラン(名古屋大学大学院国際言語文化研究科)
「大惣本と近世名古屋の読者」
・日時:2014年6月24日(火)15:00~17:00
・会場:名古屋大学全学教育棟北棟406号室
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