公開講演会「可変性をそなえた「フレーム」概念」を開催(2015/03/10)
2015年3月10日(火)15:00から17:00まで、文学部講義棟131教室において、人類文化遺産テクスト学研究センター主催の公開講演会が行われ、31名の参加者があった。今回はハイデルベルグ大学教授のメラニー・トレーデ氏をお招きして、「可変性をそなえた「フレーム概念」-「誉田宗廟縁起絵巻」「八幡縁起絵巻」と「万国人物図」を例に-」と題した講演をしていただいた。特に「八幡縁起絵巻」を中心として、同じ物語でありながら絵巻が作成される場所によって絵の内容や構図が異なる点などを指摘して、ローカリゼーションと形象やフレームの問題について言及された。また、「八幡縁起絵巻」の諸本をホームページ上で公開することを目指すハイデルベルク大学のプロジェクトが紹介された。その後、講演を踏まえて、主に美術史や思想史の観点から30分ほど意見交換が行われた。
・プログラム:
メラニー・トレーデ(ハイデルベルグ大学)
「可変性をそなえた「フレーム」概念」
・日時:2015年3月10日(火)15:00~17:00
・場所:名古屋大学文学部講義棟 131教室
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